Q.いろんな質量のマグネシウムの粉末を加熱し、酸化させた。表は、実験結果をまとめたものである。以下の問いに答えなさい。
ただし、マグネシウムと酸素は3:2の質量の比で結びつく。
(1)マグネシウムを完全に酸化させたとき、何色に変化したか。
(2)表より、実験がうまくいっていないのはどの班か。
(3)実験がうまくいっていない班について、反応していないマグネシウムの質量はいくらか。
A.
(1)マグネシウムを完全に酸化させたとき、何色に変化したか。
白色
(2)表より、実験がうまくいっていないのはどの班か。
B班
(3)実験がうまくいっていない班について、反応していないマグネシウムの質量はいくらか。
0.15 g
今回は、マグネシウムの酸化の練習問題!「実験がうまくいっていない班」がポイントや~!
解説
↑ の記事はもう読んでくれたかな?
「マグネシウムと酸素が結びつくときの割合」でマグネシウムの酸化と質量の変化と「ブロック積み上げ法」について説明してるよ!
今回の問題では、実験がうまくいっていない班が現れる!
ようやく、酸化の質量の計算に慣れてきた人たちはこう思うだろう…!
「実験うまくやれw」
うむw同感w
やっと計算に慣れてきたとこなのに
「実験がうまくいかない」
何でそんな余計な設定が…笑
うまくやれよ!笑
でも大丈夫!
「ブロック積み上げ法」さえマスターしてれば何の問題もござぁやせん!
それじゃあ、(1)~(3)の問題を1つずつ一緒に見ていこう!
(1)の解説
まずは、(1)の問題から!
(1)マグネシウムを完全に酸化させたとき、何色に変化したか。
↓マグネシウムの粉末を加熱している様子はこちら💡
マグネシウムを加熱すると、酸化してどんどん白くなっていく!
これは、酸化マグネシウムの白色だね!
実際には、結構まぶしい光を出しながら酸化して白くなっていくよ!
このように「光や熱を出しながら酸化すること」を何と言ったかな?
覚えてる~?
そう!「燃焼」だね♪
マグネシウムが燃焼するときの光の量は凄まじい!
中学生のときに見たまばゆい光…!
あのときの記憶が今でもよみがえる…!
『酸化マグネシウムごっこするもの
このゆびとーまr…』
エフエフン!失礼。笑
とにかく!学校で理科の先生に頼んで見せてもらってね♪
ちなみに、加熱するときの↓これの名前は覚えているかな?
「三角架」だったね♪
こちらもしっかりチェックしておこう!
(2)の解説
お次は、(2)の問題!
(2)表より、実験がうまくいっていないのはどの班か。
そもそも、各班で実験がうまくいった場合の質量はいくらになるだろう?
「マグネシウム:酸素=3:2」の正しい割合で反応した場合、
各班の質量は↓のようになるはずだ!
あれ?さっきの表と見比べると、B班の結果だけがちがうね!
B班さん、本来は1.0gになってほしいのに、表では0.9gにしかなっていない!
つまり、酸素が0.3gしか結びついていないということになるね!
B班さん、加熱が不十分だったのかな~?
それともマグネシウムこぼしちゃったのかな~?
全然いいんだよ!実験に失敗はつきものだ!
ただ、失敗の要因だけは明らかにしたいね♪
あと、こういう問題の時だけは失敗しないでほしいね笑
(3)の解説
ラストは、(3)の問題だ!
(3)実験がうまくいっていない班について、反応していないマグネシウムの質量はいくらか。
この問題を解くための最大のヒントが(2)の問題で明らかになった!
それは、酸素が0.3gしか結びついていないということ!
しかし、逆に0.3gの酸素はきちんと結びついたということは言える!
さあ、ここで役に立つのが「ブロック積み上げ法」だ!
結びついた酸素をもとに、反応したマグネシウムの質量を求めてみよう!
↓マグネシウムと酸素は3:2で結びつくので、全体像のイメージはこんな感じ💡
この図から分かることは、「酸素は2ブロックで0.3g」ということ!
いつも通り、ここから1ブロック分の質量を求めるよ!
2ブロック集まったら0.3gになるということは、
1ブロック分の質量を求める式は↓のようになる!
0.3 ÷ 2 =0.15 0.15g
よし!これで「1ブロック分の質量 = 0.15g」ということが分かったね!
この「1ブロック分の質量 = 0.15g」さえ分かれば、
勝ち確😊♪
酸素と反応したマグネシウムは3ブロックなので、
質量を求める式は↓のようになる!
0.15 × 3 =0.45 0.45g
それでは、全体をまとめよう!
表より、B班が用意したマグネシウムは0.6
反応したマグネシウムは0.45
この2つの数字さえそろえば
まだ反応していないマグネシウムが求められるよね♪
反応していないマグネシウムを求める式は↓これだ!
これでオッケーだね♪
実験がうまくいっていないと聞いたときは
「ひぇ~」と思ったかもしれないが
それでも万能なのがこの「ブロック積み上げ法」だ!
ぜひマスターしてね~♪
実験うまくいかない系の問題でも「ブロック積み上げ法」は万能や~♪
コメント